塾やるのって大変?
家庭教師として7年弱勤めたのち2007年4月から個人指導の塾を始めました。仕事のこと、趣味のことなど、色々ととりとめもなく書いてみようと思います。
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最近の読書
6.沖縄・先島への道

沖縄本島や竹富・与那国への旅の話です。

沖縄について僕が少し考えることがあって、それは

「沖縄は日本から独立する権利があるのではないか?」または
「沖縄の人はそれができるなら望むのではないか?」
(現実に可能だとは思いませんが)
そして
「沖縄の人は本土の人間を憎んでいる(少なくとも好きでない)
 のではないか?」

ということです。

江戸時代は薩摩からの収奪を受け、
明治以降は本土と異なる文化のために差別を受け、
日本で唯一、本土決戦といえる戦いに巻き込まれ、
現在は多くの日本人がそばに存在することを嫌う
米軍基地の多くを引き受けさせられている。

沖縄という地が日本の支配下にあって
良かったことというのがあまりに少ないのではないか?

「街道をゆく」の中の次の話がその象徴なのかと感じました。

筆者が小用を足すためにトイレに行くと。
大の方から若い男の声が
「いやだ〜」
大便が流されず、そのままになっている。
若い男は掃除のおばさんを呼んで
「こんなになってるよ」といいながら、
自分で流して、便器の周りの汚れまで紙でふき取る。
(自分できれいにするところが偉いです、この若者)
そして
「こんなことする人、本土の人に決まってるよ。
 沖縄の人はしないよ。おばさん、ホントにやだねえ」


沖縄人は縄文人の特徴をかなり残しているらしく
その点では日本人の仲間と言えそうなのですが、
それでも彼らが自分たちのことを「ウチナンチュ」といい、
本土人のことを「ヤマトンチュ」と呼ぶその間には
大きな溝があるように感じます。


7.甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみち、ほか

司馬遼太郎といえば「梟の城」「風神の門」といった
忍者小説?もあり、甲賀、伊賀の話に興味があったのですが、
意外にも、面白かったのは砂鉄のみち(出雲方面)の話でした。

古来日本の製鉄は砂鉄を熱して作るのが伝統だったそうですが、
(高温で鉄をドロドロにする技術がなかった)
その技術を持ち込んだのはやはり渡来人だったらしいです。
その中でも質の良い砂鉄の産地が出雲地方だったそうで、
実際渡来系の苗字なども多いらしいです。
この製鉄法は原始的なのですが、
出来る鉄の質は素晴らしいらしく
古くは日本刀を作るのに役立ち(昔の日本のおもな輸出品でした)、
近年ではカミソリのジレット社も
この鉄をカミソリに使っていたそうです。

が、別の本で読んだことですが、
こういう渡来系の特殊技能を持った人たちは
常民=一般的な農民からは畏れられ、
結果として差別を受けたりする人たちもいたらしく、
(渡来系に限らず、
 漁民や田んぼを持たない農民も昔は差別の対象でしたが)
「出る杭は打たれる」
「人と違うことはよくないこと」
という価値観は
日本らしいな、と感じたりもしました。


ちょっと脇にそれて違う本も買って読んだので、一応紹介を。

「天皇家はなぜ続いたか」梅澤恵美子 ワニ文庫

タイトルで買ってしまいました。

この疑問は僕にとって日本史の中でも非常に大きなものです。

僕は恐れながら、天皇家の権威、というものを
全く感じない人間なので、「何で続いたんだろ?」
を解き明かしてくれる人がいればぜひお話聞きたいと思ってました。

残念ながら、全然謎解きになってませんでした。

古代のヤマト王朝成立のなぞみたいなものがひたすら書かれているだけで(それも推測の域を出たものではなく)、なぜ2,000年近くも続いたかの理由にはなってませんでした。

この本は久々の大ハズレ、でした…


コメント
この記事へのコメント
「天皇家はなぜ続いたか」
題名だけ見ると、すごく心をひかれますが、
大ハズレだったんですね。
ジェレミーも興味はあるので、
おもしろかったら、この手の本、
読んで見たかったです。
今回の沖縄と砂鉄のみちも
興味深いお話ですね。砂鉄のみちは
「もののけ姫」でちょっと注目された
時期があったような記憶があります。
2007/07/07(土) 13:08:50 | URL | ジェレミー #-[ 編集]
私は以前、沖縄の海兵隊基地内にホームステイしました。友達が隊員さんと結婚してたからです。彼女は日本人ですが、すっかりアメリカナイズしていて「ひめゆりの塔」を案内してくれて、当時の日本軍がいかに、ひどいことをしたか語りました。沖縄の人は「アメリカ人より日本人が恐い」と言っているそうです。
現実にアメリカ人と沖縄県民との信頼関係は、日本人と沖縄県民のそれよりもずっと良い関係を保っているみたいですね。
2007/07/08(日) 00:18:14 | URL | sweetparsley #-[ 編集]
沖縄が日本に返還される前に行きました
パスポート持って・・・・
それが普通でした。大学卒業旅行でした
きゃあ・・・としが・・・・まっいいか!

コザで、友達のおとうさんが、地元のTV局のひとだったので本土の赤線とよばれていた場所に案内してもらいました。

女が来ることを嫌ったその場所は
母親が働いている横で、子どもがラーメンをたべていました。
車の中で息を凝らし不思議な世界をみていました。

私も沖縄は、返還されたくなかったのではないだろうか・・・?といまだに思っています。

天皇制については、語りだしたらきっと
昔なら、特攻がきて?SP?とにかく
刑務所いきかな・・・・?
みんなと同じ生活をすべき!
それだけ・・・・・
2007/07/08(日) 10:18:57 | URL | そら #uaIRrcRw[ 編集]
へー
たたらの技術って舶来だったわけですね。
日本特有のものとばかり勝手に思いこんでいました。(._.) φ メモメモ

ところで、確かに天皇家の話っておもしろそうですね。
以前、南北朝の時代に、天皇の血筋は一旦途切れているって聞いたことがあります。
実際のところどうなんでしょうか。
2007/07/08(日) 15:09:00 | URL | 握ボン #-[ 編集]
ミニュが沖縄に行った時は
パスポートは要りませんでしたが
車が右車線走ってました〜

天皇家が何故続いたか???
何故続いたんでしょうね?!
天皇家がある事で美味しい思いを
する人達に力があって
だれも異議を唱えられなかったからで
しょうか〜
2007/07/08(日) 21:33:41 | URL | ミニュ #-[ 編集]
素直に「へえ〜」です。
ってことは、沖縄については
俺たちが知っている(知らされている?)情報と
実際の現地に住む方々の想いには
ギャップがあるかもってことですか?

う〜ん、知らなかった。
けど、都合のいい情報で真実を覆い隠すことは
よくあることかもしれないですね。

天皇家についても同じかもしれませんね。



あ、この「読書」シリーズ、
俺もブログで使わせていただきました♪
事後報告ですか…。
2007/07/08(日) 22:45:47 | URL | ハルイチ #sSHoJftA[ 編集]
まだ電車移動中(涙)
こんばんは
沖縄は何度も行きました…が、現地の方々と仲良くなると、祐介さんが読んだ本のとおり…
泣きながらお年寄りの話しを聞いたのを思い出して昨日コメント書けなかったです
美しい空と海なのに、正反対の悲しい過去ですね
2007/07/09(月) 00:25:42 | URL | みるく #-[ 編集]
コメントありがとうございます!
>ジェレミーさん

そうなんですよ〜。ハズレでした〜。
(僕の読解力の問題かも、ですが)

天皇の存在が続いたのはやっぱり僕には謎のまま、でした。
(いろんな仮説はあるんですが、2,000年続いた理由となると…)

>sweetさん

確かに日本人(ヤマト)が好かれてはいないと思うんですが、
アメリカ人も微妙かなと思います。
基地が経済を支えている面もあったりするとは思うんですが、
感情だけで考えた時にアメリカ(特に米軍基地)というものを
心から受け入れているとは思えないです。
もちろん当の沖縄の人たちにも
いろんな意見・考えはあると思うんですが。

>そらさん

「特攻」  は  特高ですね?

僕も昔祖母に
「あんたはアカか?」
と言われたことがあります。ハハハ。
別にアカでもないんですが、
皇室は別に要らないかなとおもいます。

宮内庁関係の予算て約180億円もあるみたいです。
僕の税金1円もそんなことに使ってほしくないんですけど…
彼らは彼らで自由もなくて可哀想ですが。

>握ボンさん

タタラの技術はやっぱり大陸からのもののようです。
ただ大陸では鋳鉄(鉄をドロドロにして鋳型に流す)の技術もできたのでタタラは消えていったみたいです。
便利さは鋳鉄の方に利があるようですが、
強靭さはタタラで鍛えた鋼鉄に軍配が上がるみたいです。

南北朝で天皇の血筋が切れてるのは初めて聞きました。
が、古事記や日本書紀では
天皇の跡目がいなくなったときに
血縁の人間を天皇として福井から迎えた話があり、
この辺では「万世一系」だったかは結構怪しいと思います。

>ミニュさん

お久しぶりです〜!元気でしたか?

パスポートに続いて右車線。
いやあ、青二才の僕の知らない話でした、ハハハ。

時の権力者にとって天皇家は都合の良い「神輿」だった、
と僕も考えるんですが、
それだけだと2,000年近く続いた理由としては
少し弱いとも思うんです。
藤原氏が天皇にうまく寄りかかったのはわかるんですが、
源頼朝は公家社会を武家社会に変えましたし、
足利尊氏は後醍醐天皇の建武の新政をぶっつぶしました。
それぞれ実力十分で天皇に頼る必要もなかったですし、
自分が王朝を作ってもよかったかな、と思うんです。
信長なんかは
さっさと天皇を殺していてもおかしくなさそうですし。
やっぱり謎ですね〜。

>ハルイチさん

沖縄のトイレの青年の話以外は本から外れた僕の勝手な考えです。
沖縄の人がそう考えたりすることもあるのでは、と。
せっかくなのでヤフーの知恵袋ってやつで
沖縄の人には質問をしてみました。
答えが集まれば記事にするかもしれないです。

ハルイチさんの「最近の読書」、
今覗いてみました。

思わず、
「本じゃないし!」
と一人で突っ込んでしまいました(ネタばらし?)
2007/07/09(月) 00:43:14 | URL | 祐介 #-[ 編集]
>みるくさん

僕がコメント返し書いてるのと
同じ時にコメント書いてもらってたみたいですね。
今気づきました。

僕も大学の時ですが沖縄に行って。
出会った人とかもみんないい人だったんですが、
だからと言って無感覚でいるのはいけないかな、
と思いました。

(日本が)良い悪いの話ではないとは思うんですが、
どこかで自覚みたいなものは持ち続けたいな、
と思います。
2007/07/09(月) 01:13:31 | URL | 祐介 #-[ 編集]
昔と先端祇中t
 むかし、ジャパンインパクトというNHKのドキュメンタリー番組で島根県安来市にある日立金属の特殊鋼の話がありました。さすが世界ブランドらしくアメリカのジェットエンジンの合金につかわれているのですが、日本刀の原料製造がルーツなんだという話を思い出しました。ジェット機のCO2排出抑制技術に日本古来の技術が生きています。

2007/12/17(月) 01:34:07 | URL | ウップルイ #-[ 編集]
>ウップルイさん

初めまして〜!
だいぶまえの記事ですが、
見ていただいた上に
コメントまでいただいて
ありがとうございます。

記事のなかのカミソリの原料も
同じ工場でつくられています。

そのテレビ僕もみたかったです・・・
2007/12/17(月) 02:52:45 | URL | 祐介 #-[ 編集]
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