お隣、韓国ではMERSという感染症が流行の兆しを見せています。
致死率も高いようで、日本に入ってこないことを祈るばかりです。
実際に水際でそれを食い止めるための機関が検疫です。
検疫では、病気を国外から運んでくる可能性のあるもの、
人、動物、植物、あらゆるものをチェックするわけで
海外旅行に行ったことがある人でないと
存在を認識することはないかもしれません。
ちなみに検疫、英語ではquarantineと言いますが
語源はイタリア語で「40日」という言葉からきています。
すなわち、大航海時代のまえ、地中海貿易が盛んだったころ、
港に帰って来た貿易船から疫病が流行り出すらしいと分かったため、
疑わしい船については港の外に40日間停泊させて待機させ、
無事が確認されたら入港を許可する、という制度が
イタリアのヴェネツィアにはあったそうで、
これが検疫制度の始まりと言われてます。
ちなみに地中海貿易を通じてイスラム世界からイタリアに
伝わったのが複式簿記(現代の企業の会計はこれですね)で
その後イタリアからヨーロッパに広まりました。
ということで、イタリア人というとサッカーと女性のことしか
考えていないように見えますが、実はすごいんです。